猿はマンキお金はマニ―日本人のための英語発音ルール
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猿はマンキお金はマニ―日本人のための英語発音ルール
ピーター バラカン

定価: ¥ 840
おすすめ度:

発売日: 2009-01
発売元: 日本放送出版協会
日本人なら
日本人なら著者をなんて発音すればよいのか…池畑慎之介○○乱…○○は想像にお任せします。
Oxfordがなぜ「オックスフォード」という奇妙な発音になってしまうかを教えてくれる本
この本は、アルファベットで表記された言葉を発音する時に、人はそれぞれの母国語の発音のルールにひっぱられるという原理が働くことを読者に意識化させるところから始まっています。
実はそれは日本人だけではなく、英語を母国語とする人も同じであるという指摘がとても重要です。英語圏の人が「酒sake」「カラオケkaraoke」「空手karate」を日本人からするととても奇妙な発音をするということを著者は指摘したうえで、そのおかしな発音にこそ英語の発音のルールが隠されていることを看破します。この発音のルールを知り、それにしたがって発音すれば、日本人が英語の綴りを見た時にもだいたい正しい発音ができるというのが、本書の主張の要諦なのです。
なぜ高度な英語教育を受け、英語を日常的にも使用しているはずの日本人が英語の綴りにひきつけられて発音してしまうのか? それは学校で教える英語が外国で使うためのものではなく、入試(読み/書き)のためであると著者が述べるのはその意味でいちおう最もなことです。したがってどうしても日本人は「文字情報からストレイトに頭に入れ」てしまい、英語の発音のルールを無視して、英語圏の人が聴けばおかしな発音をしてしまうというわけです。
本書はこのように、日本人にとって英語とは、他者(英語圏の人)とのコミュニケーションの交通手段なのではなく、他者の言語を使っておのれの共同体内で通用させるための自己内完結的な技術であったことを明らかにしています。だから音声はさほど重視されてこなかったというわけです。
ふだん日本人が使っている英語でも本当の発音はまったく違うということを知るおもしろさも本書にはありますが、決して日本人の発音をことさらに小バカにするのが趣旨ではありません。「あくまで英語圏で通じる英語を話したい方をこの本の読者と考えて」この本は書かれています。
最後に蛇足ですが、著者は自分の発音が絶対だとして本書でのカタカナ表記を押し売りしているわけではありません。最初に本書の発音はイギリスの標準的なものであることをことわっています。本書はそんな著者らしく、次のような自嘲的な話で締めくくられます。シンガポールやインドで話される英語がとてもクセがあるにもかかわらず、世界の舞台でまかりとおっている現実があり、将来は日本人の英語だって発音に難はあってもそれで通じる時がくるかもしれないと。
新書サイズで127頁の内容。読みやすく、目からウロコが落ちることもしばしば。オススメの本です。
ちなみに、Oxfordは「オックスフッド」と発音するようです。
ナマリと発音の違い
ほとんどの日本人が、ナマリと発音の違いを認識していないです。英語を話している世界でナマリは大歓迎! だから日本人にも英語のナマリは大いに誇ってほしいです。英語人のほとんどにだって何らかのナマリがあるんです(私自身も含め) だって日本人の日本語にもナマリのある人のは多いけれど、でも「発音」が間違っていれば通じないでしょう。例えば、スペイン人なら下駄の「geta」を「ヘータ」と読んでしまいますが、これじゃ何のことか日本人には分からない。これは、ナマリの問題ではない。これと同じこと。ナマリはOK、ナマリがカッコいい場合だってある。でも、発音が間違っていると、言葉は通じない。そして、日本人の英語発音の全ての間違いの根源は「カタカナ」です。例を言います。ピータ・バラカンさんという男の方は、「マイクル・ムアの映画は『シッコ』でなく『シコウ』」などと言っているが、これは、もはや英語を話せる英語人の発言とは思えないです。Sickoは、『シッコ』でも『シコウ』でもなくSickoでしかない。カタカナは絶対に正しい英語発音を表せないのですから。例えばハンバーガ屋さんのMcDonald'sという名前ですが、イタリア人、中国人、インド人、アイルランド人など誰でもいいけれど、その人たちがだれだけとんでもない「ナマリ」でこの名前を発音しましても、なんとか平均的に英語人にやっとこさそれは通じるでしょう。だけれど、悲しいことに「カタカナ語」の「マクドナルド」は、日本人以外に絶対に通じません。これは、「ナマリ」の問題ではなく「発音」の問題です。もうひとつ例です:「ビールス」という「カタカナ語」が病気の「Virus」と女優Jennifer Bealsさんの苗字と同じ発音になってしまうなんていうのは、英語人にはどこをどう理解しようとしても、理解できないルールです。この無理矢理作られている「本当の発音をことごとく変えてしまうカタカナ」というものをなくさない限り、日本人の英語能力は変わりません。そして、私はこう断言します。日本の教育レベル(少なくとも大学までの)そして日本人の頭のよさ、勤勉さから考えて「カタカナ」さえなければ、日本人は絶対に世界で最も英語のうまい(もちろん、nativeな英語人ついで)民族になるはずです! 最後に一言:低レベルの外国人が「インテリ・セレブ」としてまかりとおる日本を早く脱しましょう。とても恥ずかしいです。(おもしろい経験ですけれど、渋谷駅近辺でバラカンさんとすれ違った時に、何故か彼は会ったこともない私の顔をとてもじろじろ眺めて通りすぎましたよ。おそらく、あまり日本人以外の人の顔を長いあいだ見てらっしゃらないのかもしれないです、この方)
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